日本の男性、映画監督、アニメーション監督、演出家。主な代表作は『魔法のスターマジカルエミ』、『THE八犬伝』、『ヨコハマ買い出し紀行』、『Spirit of Wonder・少年科學倶楽部』など。また1997年に監督した『どんぐりの家』はキネマ旬報文化映画ベスト・テン第5位に入賞している。1973年に『エースをねらえ!』で制作進行を務めた後、演出家として多くの作品に関わる。特に1980年代のぴえろ魔法少女シリーズで中心スタッフの一人として活動し、それを通じて独特の演出スタイルを形作っていった。 セリフや音楽を最小限に留め、登場人物の心境や状況を効果音や風景の積み重ねで浮かび上がらせる実写的な手法を用いる。アニメマニアの会話では、「あんのう」と呼ぶと庵野秀明と紛らわしいため、あえて「やすのう」と呼ばれる場合がある。同業者によれば、とても寡黙な人物であるという。